宮城県北部。東北地方でも有数の林道密集地域でもある鳴子地方は、山々の中腹、標高500m 前後の辺りにダート/舗装の林道が無数に張り巡らされている。標高が500m 前後という事で、深い緑に生い茂る木々は緑のトンネルとなり、梅雨の時期と相まって、神秘的なライドをもたらしてくれた。
朝5時過ぎ。
台風の発生で全国各地で雨が降りやすい天気予報。なんとか昼過ぎまでは、曇りの予報で出発の準備をする。
宿泊先のペンションには朝露のついた蜘蛛の巣が風に揺られ、濃い霧の景色と合わせ神秘的だ。
ペンションのキッチンでは、朝食の準備が始まっている。
グラベルの登りは、筋力を非常に使うのでお腹の減りも早い。しっかりとした朝食をとる事で、安心して余裕を持ってライドに入る事ができる。
集合して、自己紹介とスケジュール等の確認。
今回は 9名の参加者に伴走車をベルエキップの遠藤社長が担当。雨対策を各自行ってのスタートを切った。
山菜採りをはじめ、生活道路として往来のある林道が多く、ダート区間も走りやすい。
とはいえ、ウェット&マッドのコンディションは油断禁物。確実で安定したスピードでダートを走っていく。
時々の休憩を入れながら、補給をしながらの泥んこライドが続く。
大人の泥んこ遊びとなったこの日のエクスペディションライド。時折歓声が森の中に響き渡った。
轍には所々水がたまっているものの、この水たまり区間をバシャバシャと走るのが面白い。
EXPLORO PRO 105
。ロードバイクからの乗り換え時に、「重い」という印象を持たれる事が多い。
しかしながら、ダートに入った途端に「よく進むバイク」「乗りやすいバイク」という印象を持たれ、帰路の舗装になるとその乗りやすさと進み具合が、継続して感じられるようになる。単なるグラベルバイクには無いオールロードバイクとしての高い性能を感じてもらえる。
ウェットコンディションの森の中を駆け抜けていく。緑に囲まれた静寂の中を走るのが
XPDTN JAPAN CLUB RIDE の醍醐味だ 。
スタート&ゴール地点となった薬莱山にも雲が被ったまま。ゴール後は薬莱の温泉と美味しいランチでシメて終了。
シクロワイアードにて、詳細のレポートを掲載しています。https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/300410
XPDTN JAPAN CLUB RIDE NARUKO